アウディ、フォルクスワーゲンのDSG・トランスミッション修理のご相談は、静岡県沼津市の「うしぶせ自動車」へ

中部運輸局 認証自動車整備工場

有限会社うしぶせ自動車

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トヨタVVTの故障はオイル管理不足が原因(うしぶせ自動車@沼津市)

オイル交換の頻度が少ない車を、自動車整備業界では「オイル管理の悪い車」と一般的に言います。

 

「オイル交換を怠ったり、オイルの継ぎ足しをしていると、こうなる」という事例をご紹介します。

 

平成12年式 ACR30 トヨタエスティマ

エンジン警告灯(P1349ーVVT制御不良)が点灯しオイル漏れがひどく、入庫しました。

警告灯はVVTバルブが動かなくなり点灯したものと思われます。

 

漏れている個所を調べると、エンジンルーム後部のVVTのソレノイドバルブから激しくオイルが漏っていました。


VVTバルブの取り付けボルトM6mm1本を外すと、ソレノイドの頭の部分だけ外れました。

破断面を見るとかなり前から折れていたような感じです。

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VVTソレノイドバルブ本来の形は下の写真右側です。

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シリンダーヘッドに刺さっている部分は焼きついてしまい、鍵状のドライバーなどでこじってもびくとも動きません。

ということは、シリンダーヘッド脱着です。

タイミングカバーを外し、タイミングチェーンを外し、シリンダーヘッド脱着しました。

(所要時間約1日)

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エンジンの中はスラッジと呼ばれるオイルカスでいっぱいです。

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オイルコントロールバルブフィルタもつまってます。

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折れたソレノイドのシリンダーヘッドに残った部分を何とか取り除きました。

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さらに、カムシャフトまで亀裂が入っているので、交換しました。

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焦げ焦げのバルブステムシールも交換し、オイル下がりも止まることでしょう。

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2番シリンダーエキゾースト側のバルブクリアランスが広く、ノイズも出ていたので交換しました。

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オイル管理が悪いと、エンジンの寿命を間違いなく縮めてしまいます。

こまめなオイル交換を行いましょう。